opencampus
学校法人の経営を安定させるためには、安定した募集と退学の予防による在学生数の安定がポイントとなります。
オープンキャンパスの良し悪しによって、出願者の「数」と出願者の「質」は大きく左右します。弊社では、これまで多数のオープンキャンパスの診断を実施し改善提案を行ってきました。その結果、より良いオープンキャンパスの在り方のポイントが見つかっています。オープンキャンパス効果の高い学校法人の基準との比較で貴学のオープンキャンパスの改善を提案していきます。
オープンキャンパス診断・改善サービス
学校側にとっては、オープンキャンパスの歩留りを高めることが、出願を促進するため常に改善が求められます。
オープンキャンパス診断とは、歩留りが高く、高校生の評価の高いオープンキャンパスを実施している複数の学校事例を基に、診断評価項目を約250設定した診断ツールとなっています。
学内のご担当者が自己診断するとともに、弊社の担当者や第三者が貴学のオープンキャンパスにお伺いし、診断をさせていただきます。
弊社担当者は、複数の学校のオープンキャンパスに参加しているため担当者の主観評価ではあるものの、学校間の比較の視点は持っているため、客観的な診断が可能となっています。
多数の診断実績がありますので平均値との比較も可能です。
オープンキャンパス診断後、簡易評価報告書をご提示申し上げます。
御必要に応じて、改善報告書を作成いたします。
改善報告内容から次回のオープンキャンパスまたは、次年度のオープンキャンパスの改善を学内で検討し実行します。
改善後に再度診断し改善されたかどうか比較評価ができますのでPDCAサイクルを回すことが可能となります。
オープンキャンパス改善に向けて
オープンキャンパスを診断するにあたってオープンキャンパスの診断軸を構造化しています。診断ツールは、①②③④の大項目軸を基に220~250の診断項目で構成されています。
オープンキャンパスの目的は、参加者が実際に志望校の一つである学校に来校し、その魅力を体感してみることで、競合学校ではなくその学校に出願してもらうために開催します。その目的をかなえるために、最も重要なことは、競合校と差別化された魅力を特定し、その魅力が体感できる場にすることです。つまり、④「競合と差別化された魅力は何かを特定したコンセプト設計」が最も重要な要素となります。オープンキャンパスのコンセプトは、「学生募集コンセプト」を体感できることが大切です。学生募集と動員広報のコンセプトを一貫させることによって差別化されたイメージ形成が可能となります。
オープンキャンパスの運営に関しては、大きく①「おもてなし感、ホスピタリティー」を大前提とし、学生募集コンセプトに基づいた②「コミュニケーション設計」がなされ、それが体感できる③「プログラム」が設計されていることが大切です。「おもてなし感、ホスピタリティー」については、教職員はもとより学生スタッフへの教育が左右してきます。学生スタッフ応募方法によっても意欲が異なります。また研修を行うなど学生スタッフを育成していくことが重要です。特に差別化要因となるものが、「コミュニケーション設計」となります。
競合と差別化された強みは何か、何が弱みか、どのように強みをコミュニケーションし伝えていくかの設計こそがオープンキャンパスの成功の要素です。来場する参加者の学校選択基準も様々ですし志望度も様々です。それぞれの参加者の価値観に合わせて学校の魅力を訴求するためにはどうすれば良いかを各プログラムにおけるコミュニケーションの中に盛り込んでいく設計を行いましょう。
そのためには、参加者の評価を基に改善していくことが必要です。事前アンケート、事後アンケートの実施や高校生の価値観を確認する方法を盛り込むなど改善すべきポイントが明確になるようにPDCAサイクルを回していくことが大切です。コミュニケーション設計を明確にし、コンセプトが体感できるプログラムを計画します。
自宅を出発し、最寄駅到着時点からすでにオープンキャンパスは始まり帰宅までがプログラムと考えましょう。参加者目線でプログラムを練っていくことが重要です。
オープンキャンパス参加前に感じていた期待を下回ると評価が下がり、期待通りだと確認ができた場合に満足感を持ってもらえます。理想としては、期待を上回る感動まで持っていきたいところです。
また、リピータになってもらうためのフォローや出願を促進するためのフォローもオープンキャンパス終了後の重要な要素です。
オープンキャンパスチェック
オープンキャンパス診断・改善サービス
Web診断
オープンキャンパス実施前に実施体制についてヒアリングをさせていただきます。また、オープンキャンパス当日に終日参加させていただき各項目の診断をWEBツール(スマホ、タブレット、PCなど)で入力いたします。診断結果については、以下の見本のようにこれまで診断を実施した学校平均値との比較を行うことが可能です。診断者については以下の方法を用意しています。
- 弊社担当者が第三者として診断
- 大学生アルバイトが第三者として診断
- 貴校ご担当者が自己診断
- 貴校学生が診断
- 弊社連携会社担当者が第三者として診断
- 高校生が診断 など
診断方法によってご料金が変わってきます。
簡易評価報告書
オープンキャンパス診断後、弊社システムで集計結果をお出しいたします。大テーマでは4項目(コンセプト、コミュニケーション設計、プログラム、おもてなし・ホスピタリティー)、中テーマでは33項目、小テーマでは49項目の評価をするとともに、診断実績校平均値との比較をすることで各項目の強み弱みを把握することができます。それらの結果を踏まえて簡易報告書を弊社で制作しご納品いたします。全体の課題を把握して頂き、各小項目で具体的に改善すべきポイントを精査することができます。また、改善の優先順位を検討する材料ともなります。
オープンキャンパス診断簡易報告書(オープンキャンパス診断結果票)は、ご郵送かメールでのご納品となります。
改善報告書
オープンキャンパス診断結果を基に課題ポイント、改善ポイントについて解説した報告書をご納品いたします。
弊社では様々な学校のオープンキャンパスを比較し、満足度が高く、出願歩留りの高いオープンキャンパス成功ノウハウを保有していますので診断結果に応じて改善提案を行っています。優良校の実例を基に改善提案を行いますので、オープンキャンパスを改善いただくと成果をすぐに実感いただけると思います。弊社で貴学の課題を踏まえた改善報告書を作成しご郵送かメールにてご納品いたします。
ご要望に応じて、弊社が貴学にお伺いしご納品報告会、オープンキャンパス改善報告会、教職員向け研修、学生スタッフ向けの研修などの実施を承ります。
自己診断+簡易評価
すぐにオープンキャンパスの診断をしたい。すぐに改善したいというご要望に簡易診断サービスをご用意しています。
貴学のご担当者か貴学がご用意した診断者に弊社のWEBシステムでオープンキャンパスの自己評価をお願いします。
弊社で診断結果の出力を行います。「簡易報告書」か「改善提案報告書」のいずれかをご選択いただき弊社で作成後メールにてご納品いたします。
早い納期と低額ご予算での実施が可能です。
すぐに次回のオープンキャンパスを改善したいという場合に最適です。
第三者診断+改善報告書
徹底的にオープンキャンパスの改善をしたい。第三者視点でより良いオープンキャンパスに改善をしたいというご要望に以下のご提案をいたします。
弊社か連携会社の担当、大学生・高校生などの評価者、貴学がご用意した第三者診断者が貴学のオープンキャンパスに参加させていただきます。
実際に体験した診断者が弊社のWEBシステムで評価を行います。
「簡易報告書」か「改善提案報告書」のいずれかをご選択いただき弊社で作成後メールか郵送にてご納品するか、ご要望に応じて貴学にお伺いして報告会などを実施させていただきます。
オープンキャンパス診断例
これまでの診断結果からみえる各校の課題
コンセプトの整合性課題
これまで診断してきた大学・短大・専門学校では、コンセプトの不整合性が大きくみられる結果となりました。
高校生は、興味を持っている競合学校とオープンキャンパスで体感比較をしたうえで出願校を決定しています。
オープンキャンパスの成果を高めるために、「競合と差別化された魅力は何かを特定したコンセプト設計」が最も重要な要素となります。コンセプトは、1.学校のコンセプト、2.学生募集コンセプト、3.オープンキャンパスコンセプトに分けられ、それぞれが一貫していることが重要です。
高校生は、1.学校のコンセプトをホームページなどで見て興味を持つ、2.学生募集コンセプトを広告で感じパンフレットの説明で納得し興味を持つ。また、相談会や説明会でコンセプトの説明を聞き興味を持つなどのプロセスを経て、様々な競合校を比較するためにオープンキャンパスに来校します。3.学生募集コンセプトが体感できるオープンキャンパスコンセプトになっていなければ、期待外れとなります。しかし、コンセプトが一貫し、各広報メディアで一貫したコンセプトで広報ができていればオープンキャンパスで、そのコンセプトを体感し出願への歩留りが高まることが期待できます。
この不整合は、多くの学校で課題となっているため、コンセプトを設定し差別化がなされていると大きく差が広がるポイントになります。
コミュニケーション設計課題
これまで診断してきた大学・短大・専門学校では、コミュニケーション設計がしっかりなされていないという結果となりました。
コミュニケーション設計をしっかり作りこむことが、歩留りを高めるうえで最も重要な要素となります。研修などを通じて全教職員と学生スタッフが実行できるようになることが大切です。
例えば、参加者のタイプ別にコミュニケーション設定がしっかり行えているでしょうか? 初回訪問者とリピータと区別した設計がなされているでしょうか?初回訪問者は、リピータにすること目的にコミュニケーション設計できているでしょうか? 男女、学年、志望分野別に対応できているでしょうか? 学校選択基準別にプログラムが設計できているでしょうか? 競合校と比較して強みを強調するコミュニケーション設定が行えているでしょうか?教職員や学生スタッフに競合校の情報、強み弱みについて、それぞれどのようにコミュニケーションするかについて、研修やオープンキャンパスマニュアルなどを通じて共有しているでしょうか?
様々なコミュニケーション設計を行うことで歩留りが高いオープンキャンパスを実施することが可能ですが、やりっぱなしの学校が多いのも事実です。
コンセプト設計に基づくコミュニケーション設計を綿密に行うことが競合学校に差をつけるポイントと言えます。
診断結果の差が大きい
オープンキャンパス診断を多数の学校で実施いただき大きな差があることも分かりました。すぐに改善できるポイントを放置し、その結果参加者満足度が下がっていることも容易に想像できる結果が多々ありました。
オープンキャンバスのご担当者は、自校をより魅力的にするために日々悩みながら改善を行っていらっしゃいます。
しかし、競合の学校のオープンキャンパスと比較することも、様々なオープンキャンパスを見学することが困難なのも事実です。
客観的に自校のオープンキャンパスの評価をする機会はなかなかないものです。ぜひこの機会に振り返りの評価か客観的な第三者評価をされることをご提案いたします。
まずできる改善から実施する
オープンキャンパス診断を多数で実施しているとすぐに改善できるポイントに担当者が気づいていないことが多々発見できます。
全体設計を抜本的に改革することは、難易度が高いものですが、次回のオープンキャンパスからすぐに時間もお金もかけずに改善できることも多々あるのも事実です。
少しずつでも小さなことから改善し、その評価をしっかり取り続けPDCAサイクルを回し続けることが、より良いオープンキャンパス開催への最善策と考えます。
まず、できることは何か、そのうえで大切なことは何かを忘れず改善を継続していくことが大切です。
教職員と学生スタッフの意識できまる
多数のオープンキャンパスを拝見していると優れたプログラムや素晴らしい施設設備やうなるような授業などに目が引かれがちですが、最寄駅に着いた瞬間から帰った後のフォローまでがオープンキャンパスのヒートポイントとなります。教職員と学生スタッフの「おもてなし」の質でその学校の全てがにじみ出ているものです。それは、どのような「意識」で参加者を迎え入れ、どんな本学価値を持って帰ってもらうのかの「目的」が明確に共有されているかで決まってしまいます。教職員の意識統一、学生スタッフの採用方法、教育が大きな差別化要素となります。