アクティブ・ラーニング

アクティブ・ラーニング

大学・短期大学、専門学校、高等学校、中学校を対象にアクティブ・ラーニング導入のための教職員研修、導入サービスを行っています。

平成26年12月22日中央教育審議会の答申に「アクティブ・ラーニング」の推進を行うことが明記され、国内の高等教育機関、中等教育機関を中心にアクティブ・ラーニングを推進する大きな流れが起きています。弊社では、代表の寺裏誠司が、5年前より多数の学校でアクティブ・ラーニング型の教育を導入し成果を上げていきました。2015年に一般社団法人アクティブ・ラーニング協会の立ち上げに関わり、理事に就任しています。これまで80校を超える教育機関にアクティブ・ラーニングを導入して評価を得てきました。弊社は、一般社団法人アクティブ・ラーニング協会と株式会社Findアクティブラーニングと協業し、教育機関および教員、人材育成者にアクティブ・ラーニングの導入を進めてまいります。

アクティブ・ラーニングとは?

アクティブ・ラーニング研修風景1

平成26年12月22日に中央教育審議会から文部科学大臣に答申された「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等教育、大学教育、大学入試選抜の一体改革について」の中で、「高校の学習指導要領の見直し、主体的・協働的な学習・指導方法であるアクティブ・ラーニングへの飛躍的充実をはかること」「大学教育もアクティブ・ラーニングへと質的に転換すること」という言葉が明記されました。これまでもアクティブ・ラーニングの必要性は、議論されてきましたが、正式に国内の教育方法を抜本的に変更することとなりました。
アクティブ・ラーニングの定義は、「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。」(「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~ 平成24年8月28日中央教育審議会答申)とされています。逆説的に言うと、「教員がどんなに素晴らしい授業をしても生徒がただ黙って聴くだけの一方通行だけの授業はアクティブ・ラーニングではない。」と言うことができます。科学技術が進化し、世界の距離と言語の壁がなくなり、世界と協働する時代を間もなく迎えようとする中で、明治以降最大の改革と言える教育の方法そのものの変革期になったわけです。
これからの時代をより良く、より豊かに生き抜くための人材育成方法への転換が求められています。

アクティブ・ラーニングの手法は?

アクティブ・ラーニング研修風景2

アクティブ・ラーニングは、様々な手法が開発され実践され成果が上がっています。例えば、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)、フィール ドワーク、創生学習、反転授業、グループ学習(ジグソー法、ポスターツアー)、シミュレーション・ゲーム、学び合い、協同学習、Think-Pair- Share、ピアインストラクション、Learning In Teaching 、ケースメソッド・・・・・実に様々な手法が実践されています。
アクティブ・ラーニングの技法を身に付けることもとても重要ですが、どんな学力層の、どんな意欲がある、どんな経験をしている、どんな行動ができる学生が対 象なのかによって、どのアクティブ・ラーニング技法から始めて、どの順番で段階的に学生をアクティブ・ラーナーに育成するのかの設計が大切になります。
その前に、最も大切なことがあります。それは、教員のマインド・セットをどのようにするのか、生徒のマインド・セットをどのように育成していくのかの視点 です。ややもすると教員がアクティブ・ティーチングにやっきになり、最も能動的なのが頑張っている教員だけということにもなりかねません。技法に走れば走 るほど教員主体の授業になってしまうというジレンマが起きます。目的は、アクティブ・ラーニング授業をすることではなく、学生をアクティブ・ラーナーに育 成することです。その本質的理解が最も必要なことだと考えています。そして、「全ての生徒はかならず成長する可能性を持っている。」という教員の根底的マイン ドセットなしにアクティブ・ラーニングは成り立ちません。と同時に学生は、「私は生涯成長し続ける可能性に満ちている」というマインド・セットに育成する 両輪がアクティブ・ラーニングを開始する大前提です。

  • 未来予測から見えるこれからの教育に必要な方向性とは

    未来予測から見えるこれからの教育

  • 様々なアクティブ・ラーニング技法の整理について

    アクティブラーニング手法の整理

  • 高大接続改革から見えるこれからに必要な教育とは

    現在の人材ニーズ・高大接続観点からみえるこれからの教育

  • 生徒を主体的・能動的にする教師・保護者のマインドセットとは

    教師マインドセット

  • ICT起業向けのアクティブ・ラーニング研修ダイジェスト

    ICT起業AL研修

最新脳科学も取り入れたアクティブ・ラーニング

様々な脳科学や心理学からのアプローチでアクティブ・ラーニングをより効果高く実践

アクティブ・ラーニングの目的は、学生が能動的に生涯学び続け、主体的に考え、行動できるアクティブ・ラーナーに育成することです。しかし、授業・講義で行われてい一斉授業方式では、教員が一方向的に知識を伝達し理解を促進しているに過ぎないことが多々見られます。真面目に授業に集中している学生でも、講義が終わって定着している知識は、5%程度という研究があります。逆に教えている教員の定着率は、90%と、定着してほしい学生と真逆の結果となっています。この、古典的教育手法そのもののジレンマをどのように解消し、効果ある教育に転換することができるかが課題と言えます。

記憶の定着だけに着目しても、感覚記憶、短期記憶、中期記憶、長期記憶のメカニズムを理解したうえで、より長期記憶に定着する教育の在り方をデザインしていく必要があります。しっかりデザインされた授業では、最低限必要なインプットを脳科学に基づいたデザイン型の授業で定着し、残された時間をアウトプットでより定着を高めるだけでなく、課題を発見し話合い、協働し解決するという本来のアクティブ・ラーニング型の教育の時間に活用することができます。インプットなしにアウトプットはできませんので、その両輪をどのようにデザインしていくかが問われています。

これまでの勤勉な学生は、自宅で予習復習を欠かさず、何度も反復することで長期記憶として定着させ学力を高めてきました。知識の定着は、理解を進め他者と協働していくために最低限必要なのですが、その知識を長期に定着する努力をしない学生が増えているのも事実です。脳科学に基づく最も効率的なアクティブ・ラーニングの手法を活用し、本質的なアクティブ・ラーニングの時間の創造、機会の創出を最大化してくことが求められています。これまでの授業のやり方と真逆の手法が実は、知識の定着と能動的学びや主体的態度を育成するうえで効果的なのです。

アクティブ・ラーニング導入研修

アクティブ・ラーニング型授業を全学を挙げて推進する研修のご提供

高等教育機関向AL研修

研修風景1

大学・短大・専門学校などの高等教育機関でのアクティブ・ラーニングの導入が急務になっています。実習や実験、ゼミや研究室での学びは本来アクティブ・ラーニングです。しかし、教室で行われる講義は一斉型の授業形式がほとんどなのが日本の高等教育機関です。
アクティブ・ラーニング型に転換するためには、教職員がその必要性や、なぜ文科省が推進をしようとしているのかの背景の理解から必要となります。また、理解だけでなく一斉授業がいかに非効率で受動的学習なのかという体験があって始めて教職員が授業を変えなければという動議に繋がってきます。トップダウンだけで推進できないのが、教育のやり方の変革です。さまざまな手法も武器として共有しつつ、本質的なアクティブ・ラーニングについて実践をサポートいたします。
近年では、企業の人材育成や組織マネジメントにアクティブ・ラーニングが応用されています。メンバーが自ら考え主体的に行動することが求められており企業からの研修依頼も増加しています。

初等・中等教育機関向けAL研修

研修風景2

小学校、中学校、高校でのアクティブ・ラーニングの推進は、大きな渦になっています。しかし、現場で数多くの研修を推進していますが、様々なアクティブ・ラーニングの手法だけが一人歩きをし、必要性の理解、今後の社会の人材ニーズなど背景を理解しないまま「やらなければならないから」という理由で進めている学校が多数見受けられます。教諭がアクティブ・ラーニング技法を学び実践力を培うことはとても大切な事ですが、生徒をアクティブにするという本質からかけ離れ教員だけがアクティブ・ティーチングをして終了という事例もあるのが現実です。
基本的な理解から共有し、アクティブ・ラーニングを推進するための教員のマインドセットを行ったうえで、段階的に手法を実践しながらPDCAサイクルを循環していくことが求められています。
近年では、保育所、幼稚園からの研修依頼も増えています。次期指導要領がアクティブ・ラーニングに舵を切られる中就学前教育時点での導入を推進される法人が増加しています。

アクティブラーナー

アクティブ・ラーニング協会

アクティブ・ラーニング協会

弊社代表の寺裏が協会の設置を支援し理事に就任している一般社団法人アクティブラーニング協会では、国内に留まらずアジアも視野に入れたアクティブ・ラーニングの研究、普及を目的として活動を行っています。
年4回のアクティブ・ラーニング・フォーラムを開催し、全国の教員が集まり共同学習の場を提供しています。アクティブ・ラーニングの次世代教育も視野に入れ、教育の改革を推進する役割を担い、日本の人材育成に寄与していきたいと思います。

WEBでAL授業見学

WEBでAL授業見学

生徒の主体性を引き出すための授業映像・ニュース・教材を提供する、日本で唯一のプラットフォームであるFind!アクティブ・ラーナーのWEBサイト(https://find-activelearning.com/)に弊社代表寺裏の動画を多数アップしています。
同サイトは、現在、日本最大級で200,000名の教員の皆様に、約1,700コンテンツの映像をご覧いただいています。運営会社である株式会社FCEエデュケーションと連携し、アクティブ・ラーニングの教職員向け導入のための講演や研修を推進してまいります。

AL 実践スキル研修

AL 実践スキル研修

弊社では、Find!アクティブ・ラーナーと協働し、アクティブ・ラーニング実践スキル研修、各校教職員向けのアクティブ・ラーニング個別導入研修を開催しています。明日から実践できるアクティブ・ラーニングを一日の研修で受講することができます。事前に映像で学習をしていただき当日は反転学習をするとともに、参加されている方々と実際にアクティブ・ラーニング型の授業展開を実践していきます。アクティブ・ラーニングの意欲的な先導者が集まるこの研修の場や個別研修をぜひ有効に活用ください。

アクティブ・ラーニング導入研修の主な実績

大学・短大・専門学校などの高等教育機関、高等学校、中学校など中等教育機関にてアクティブ・ラーニングの導入が急務になっています。弊社では、教職員向けのアクティブ・ラーニング導入研修を承っています。
アクティブ・ラーニングの必要性についての講演から、3日間の実践スキル研修まで幅広くさまざまの課題に対応した講演・研修を実施しています。

主なアクティブ・ラーニング導入団体

アクティブ・ラーニングフォーラム、アクティブ・ラーニング協会「実践スキル研修」、カンコーソリューションセミナー、NECグループ、全国専修学校教育研究会、香川県専修学校各種学校連合会、特許庁IPトレーナーズコース、日本臨床工学技士教育施設協議会、柔道整復学校協会、三幸学園グループ、敬心学園、穴吹カレッジグループ、学研塾グループ、茨城県西教務主任会、愛知県工業高等学校生徒指導主事会など

個別校向けアクティブ・ラーニング導入研修実績

アクティブ・ラーニング導入研修の主な実績校

国際動物専門学校、東京自動車大学校、徳島健祥会福祉専門学校、茨城県並木中等学校、茨城高等学校・茨城中学校、茨城県水海道第一高等学校、創成館高校、下妻第一高等学校、岸和田市立久米田中学校、下館第一高校、枚方立杉中学校、茨城キリスト教学園高等学校、千葉県立八千代西高校、川崎市立川崎高校、千葉県立八千代高等学校、茨城県立水戸第二高等学校、立正大学淞南高等学校、茨城県立笠間高等学校、茨城県立藤代紫水高等学校、茨城県立友部高等学校、埼玉県栄北高等学校、尾道中学校・高等学校、鶴見大学附属中学校・高等学校、日本大学第二中学高等学校、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校、出雲西高等学校、金蘭会高等学校・中学校、町田市立真光寺中学校、千葉県立士気高等学校、茨城県立境高等学校、千葉県立松戸馬橋高等学校、さいたま市立南浦和高等学校 など