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カレッジマネジメント【179】 2013 「全国・大都市圏・ローカル別 20年間のマーケット・トレンドと学部・学科開発」寺裏誠司

企業では、マーケティング戦略のベースとして「プロダクトライフサイクル」という考え方があり、それぞれの時期(ステージ)において適切な戦略をとることが生き残りの鍵とされている。
中長期的に学部・学科のトレンドを見ると、社会環境の変化や人材ニーズの変化に伴い、まさに商品と同じような「ライフサイクル」が存在している。
今回は、1992年~2012年の20年間にわたる推移を4年刻みで集計し直し、長期的な視点で分析を行った。この間の時代背景を見てみると、バブルの崩壊、18歳人口の減少、山一ショック、少子高齢化、ICT化、リーマンショック、急速なグローバル化、東日本大震災など、社会の人材ニーズの変化に大きな影響を与えるような出来事や環境の変化が起こっている。また、今回は人材ニーズや受験生の志向が異なることが考えられる、大都市圏とローカルエリアを比較した分析も追加した。2008年9月のリーマンショック後長引く不況、2011年3月の東日本大震災などがその後のマーケットにどのような影響を与えたのか興味深い結果となっている。

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